臨任・講師と在職老齢年金

休暇・保険・年金など

臨任・講師の仕事は、自分の体力・気力と学校からのニーズがあれば、ほぼ年齢制限はありません。ただし、タイトルにある在職老齢年金制度が、年金を受けるようになると関わってきます。年金の繰り上げ(60~64歳)受給をするつもりはありませんでしたが、在職老齢年金制度を意識する年齢になりました。

-----1.在職老齢年金制度の概要
在職老齢年金制度は、年金を受給しながら働く高齢者について、一定額以上の報酬のある方は年金制度を支える側に回っていただくという考え方に基づき、年金の支給を調整する仕組みです。 現在の制度では、賃金と厚生年金の合計が月50万円(2024年度の場合)を超えると、超えた分の半額が支給停止となります。納めた保険料に応じた給付を受けられる社会保険では、例外的な仕組みと言えます。(厚生労働省サイトより引用)-----

2025年度は月51万円、2026年度から月62万円が年金の一部停止ラインとなります。年間で考えると612万円/744万円です。臨任で月51万ももらっていないので一見問題なさそうですが、手取りではなく年収で計算されるので、給与年収が約600万円とすると、年金が約300万円で簡単にオーバーします。

①臨任年収約600万円とすると、年金との合計が超えた分の半額が支給停止なので、約150万円が停止して合計約750万円(600+150)となります。

②非常勤講師などで年収約400万円とすると、2026年度以降停止ラインを超えないので、そのまま全額支給されて合計約700万円(400+300)となります。(2025年度は約650万円)

③年金を繰り下げ(66歳~)すれば、この計算は必要なく、将来受け取る年金は増額します。

さてさて・・・

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