健康保険の引き継ぎ

私立学校

公立学校ならほとんど問題ないと思われるが、私立学校や塾などに「転職」の場合、問題になる可能性があるのが「健康保険の変更・引き継ぎ」だ。実際、ちょっと危なかった経験があるので簡単に記録に残しておく。

公立学校の教員の場合、「公立学校共済組合・組合員証」というのがいわゆる「保険証」になる。全国組織で当然組合員も多いので、システムもしっかりしている。所属都道府県が変わると「〇〇支部」が変更になるが、内容は引き継がれるので心配はない

私立学校も「私立学校共済組合」という組織があり、基本的に公立と変わりない。はずだが・・・気を付けるべきは、事務職員がきちんと手続きをスピーディーに行ってくれるかどうか。公立学校の場合、4月に着任した途端に様々な書類が用意され、期日までに提出すれば半自動的に4月中に「保険証」が手に入る。しかし、私立学校で異動が少ないところだと、自分から事務職員に催促しないとだめなこともあるようだ。4月中に手続きを取らないと、4月分の医療費は10割負担になってしまう。かと言って保険料は払わなくて良いわけではなく、後から請求されることになる。しかも、国民皆保険なので、共済組合の未加入の期間は、国民健康保険の強制加入?でかなりの金額を納めることになる。

ちなみに、保険証を受け取る前に医療機関にかかると一旦10割負担で支払いをして、保険証発行後に還付請求が必要になる。7割分は戻ってくるが、手続きは結構めんどうなので、保険証は早めに手にするに越したことはない。

塾の場合、募集要項で「各種保険対応」を確認しておいた方が良いだろう。社会保険に入るかどうかで、自分自身が家族の扶養になるか独り身ならともかく、扶養する親族がいる場合、保険料が大きく変わることになる。公立・私立の共済組合なら扶養家族分は保険料が0円だが、国民健康保険に入ることになると扶養家族分が年間数十万円はかかることになる。

to be continued …

コメント

タイトルとURLをコピーしました